AABB東アジアネットワークミーティングin沖縄

AABB東アジアネットワークミーティングin沖縄

このミーティングは台湾の3.18学運(太陽花学運)をきっかけに、アーティスト、研究
者、キュレーター、編集者、オルタナティブ・スペースの運営者などが、東アジアのゆ
るやかな連帯をめざして集まったものです。第1回目は2014年6月に台湾台南市のギャ
ラリー『絶対空間』で開催され、台湾、香港、ソウル、東京からの参加者を中心に、そ
れぞれの活動が報告されました。第2回目となる今回は、場所を沖縄に移して開催され
ます。沖縄では辺野古への基地移設を阻止するための長い闘いが持続しています。それ
は東アジアにおける平和構築の鍵であるとともに、民主主義の擁護という点で、台湾や
香港における民主運動といくつもの接点を持つものと思われます。
AABB(Art Against Black Box)という名称は、台北で2014年3月30日のデモのために作成
された新聞『報民』に触発されたものですが、東アジアでは現在、さまざまな形態のオ
ルタナティブ・マガジンが制作され、独自の力を発揮しています。インターネットのソ
ーシャルメディアがもつ即時性とは異なり、雑誌は一定の時間と空間を共有しながら作
り上げ、モノとして分配するというプロセスが重要です。そのプロセスを通じてアート
や対抗運動との協働が生まれるからです。
この動きに注目し、今回は沖縄、台湾、東京をはじめ各地のオルタナティブ・マガジン
を持ちより、実際の制作や形態について意見や感想を交換することをテーマにしたいと
思います。雑誌が国境を超えたつながりを生み出すこと、それを通じてさまざまなスペ
ースの間に新たなつながりができることを期待しています。(港千尋)紹介文より抜粋

□スケジュール
4月11日(土)
15:00-17:00 場所:阪田スタジオ
セッション1 「雑誌の力」
 Las Barcas(沖縄), けーし風(沖縄),ピクニック(沖縄),Art Bridge(東京), ACT (台湾)など雑
紹介。ディスカッション。

19:00-21:00 場所:沖大ミニシアター
セッション2 「土地と記憶」
高嶺剛監督を囲んで芸術、映像、身体、記憶をめぐるフリーディスカッション。上映


4月12日(日)
9:00- 真喜志好一氏ガイドによる辺野古ツアー
米軍基地の成り立ちや現状を知るため那覇から辺野古を丸一日かけて往復します。

19:00- 懇親会 場所:阪田スタジオ

セッション2「土地と記憶」

辺野古ツアー